富士モータースポーツミュージアムへ行ってきた

美術館
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6月4日にPEC東京で開催された「ポルシェフェスティバル2023」に参加するため、3泊4日の東京旅行へ行ってきました。

その道中、昨年10月にオープンした富士モータースポーツミュージアムへ立ち寄ることに。富士スピーウェイホテルと一体の建物になっており、1階と2階がミュージアムになっています。

台風で土砂降りだったため、ホテル利用者用の地下駐車場を案内頂きました。大変助かりました。

エレベータで受付のある1階へ向かいます。チケットはひと月前から予約可能で、事前購入の場合は200円割引が適用されて少しお得に。

受付へ向かうと斬新な展示のされ方のTOYOTA7がお出迎え。

「富士モータースポーツミュージアム」を富士スピードウェイ隣接地に開館いたしました。国内外自動車メーカー10社の連携による常設展示は、モータースポーツミュージアムとしては世界初の試みといえるでしょう。

 モータースポーツの始まりは、19世紀末、フランスで開催された自動車レースで、蒸気、電気、ガソリンエンジンと動力源の異なる車輛が競い合うことで、技術的優位性を証明しようとするものでした。その後もモータースポーツは、クルマの性能や耐久性の極限を求めることで、夢や憧れを時代にもたらしてきました。同時にその技術が量産車開発に反映され、モビリティの進化に貢献しています。

 このミュージアムは「クルマづくり」にモータースポーツが果たした役割、という視点からその系譜をひもときます。最高峰レースに出場した伝説の車両や日本初公開の車両が含まれる約40台の体系的展示や、量産車メーカーの創業者がモータースポーツ車両開発にかけた想いも盛り込み、約130年間のレースにまつわる歴史をご紹介します。レースの熱気の背景にある、クルマを鍛える場としてのモータースポーツの魅力と意義をお客様にお伝えすることが、このミュージアムのミッションです。

富士モータースポーツミュージアム

レース黎明期からテーマごとに分けて40台ほどが展示されています。

FORD 999

エンジンのブラックにホワイトタイヤが印象的。フレームは木ですね。

サンビーム・グランプリ

こちらはイギリスのメーカー。1922年のフランスGPのために4台だけ製作されたレースカーの内の1台で、全輪にブレーキを備えた、当時としては極めて戦闘力の高いモデルだったようです。 走行が可能なのはこの車両だけと言われています。

MERCEDESーBENZ W25

こちらはシルバーアローの起源となったモデル。こちらはメルセデス・ベンツ博物館からの借用。レプリカですがオーラが凄い。こちらは7月2日までの期間限定。

トヨペットレーサー

創業者である豊田喜一郎が唯一関わったレーシングカー。レーシングカーにしてはぽってりとしたデザインですね。

大阪トヨタ自動車と愛知トヨタ自動車でそれぞれ1台の計2台が作られていますが、これは愛知トヨタ自動車のものを再現したそうです。ガイドの方から製作の背景など色々なお話が伺えました。

PORSCHE 904 CARRERA GTS

ポルシェ904カレラGTSは1963年に生産が開始された。

GT2クラスで闘うことも視野に開発された車であり、FIAが定めるホモロゲーション(市販車をベースとし、一定台数以上が生産販売されている事)をクリアするために作られた量販スポーツカーである。ポルシェ初の試みとなる鋼板製梯子型フレーム構造を採用。

アレクサンダー・ポルシェのデザインに基づき、航空機メーカーで知られるハインケル社がFRP製ボディを製作した。計画段階では911用のSOHC水平対向6気筒エンジンを搭載する予定であったが、この904のレース投入スケジュールに開発が間に合わず、実績のあるDOHC水平対向4気筒が搭載された。しかし各種レースでは6気筒エンジンに換装された例も少なくなかった。

ポルシェは1962年第1戦オランダGPから新開発のDOHC水平対向8気筒を投入し、早くも第4戦フランスGPでダン・ガーニーのドライブによって初優勝を果たしている。F1でもポルシェは前途有望と思われていたが、F1からは潔く撤退、1963年からはスポーツカーレースとラリーに集中することになる。

この904-8のエンジンは正にF1用のフラットエイトの流れを組むもの。展示車はわずか2台のみが造られた8気筒モデルであり、1964年タルガ・フローリオで、ウンベルト・マジョーリ/エドガー・バルト組がクラス優勝を飾った実車である。

富士モータースポーツミュージアム

今回、是非とも観ておきたかったポルシェ904カレラGTS。こちらはポルシェミュージアムからの借用。タルガ・フローリオでクラス優勝を飾った実車。とても貴重な車両を見ることができました。

他にも魅力的な車がたくさん。あまりにも多いのでその一部を写真で紹介します。

じっくり見れば2時間くらいで一周できます。ランチは、3階にあるファンテラスでベーコンホットサンドをいただきました。

テラス席もあって、晴れていればパナソニック・コーナーから車が走っている様子を見渡せます。

平日で天気も良くなかったこともあり、ほぼ貸切状態でじっくり見ることが出来ました。展示車両が変わった時にまた行きたいと思います。

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