昨年末に、最近テレビなどで取り上げられている布製のタイヤ滑り止め(スノーソックス)を購入しました。
718ケイマンにはスタッドレスタイヤの設定がなく、ウィンタータイヤのみ適合サイズがあります。しかもそれは19インチ。
今回購入したのは、イッセ社のもの。BMWやMINなどの純正アクセサリーにも採用されています。YouTubeに検証動画などもアップされており、性能は問題なさそうです。
適合サイズは、ホームページで確認
まず、装着しているタイヤに適合するサイズを確認します。サイズ展開は、日本専用サイズも含めて5種類。
イッセのホームページにタイヤサイズを入力すると推奨サイズが表示されるので簡単に確認できます。
私の718ケイマンは、F:235/40/19、R:265/40/19のタイヤを装着しており、70サイズが適合。このサイズは、なんと14インチから22インチまで対応しています。
「クラシック」と「スーパー」の2種類展開
クラシックとスーパーの2モデルが展開されていますが、性能に違いがあります。
スーパーはクラシックに比べて、布の耐久性は2倍、制動距離なども短縮されて性能が向上しているようです。もちろんその分、値段は高く設定されています。
見た目と耐久性を考慮して、上位モデルの「スーパー」を選択しました。
慣れたとしても3分で装着することは難しい
手元に届いた翌日に早速、雪が降ったため、装着してみることに。
2輪分が1セットとなっており、作業用の軍手と説明書が付属しています。駆動輪であるリアに装着していきます。タイヤ周りを少し除雪して作業開始です。
まず、タイヤの上半分を覆ってから、車を動かして残りの半分を装着していきます。
タイヤ幅が265mmもあるため、タイヤの縁まで手が届きません。さらにタイヤハウスの隙間が狭いため、作業は困難を極めることに。
少しスペースの広いリアバンパー付近から手を伸ばしてなんとか上半分を装着。初めてだったのでコツを掴むのが難しく、15分くらいかかってしまいました。
少し車を移動して残りの半分を先ほどと同じ要領で装着していきます。
装着完了。多少楕円になっていますが、オートセンター機能があり、あまりシビアに装着しなくても走行すると自動でセンターに調整されるとのこと。
効果はかなり高いが、あくまでも緊急用
ようやく出発。布が雪をしっかり捉えるため、全く滑りません。停止に関しても全く不安はなありません。
気になる点は、大きく二つ。
一つ目は、ロードノイズの大きさ。オートセンター機能がうまく働いていないせいか、ぐわんぐわんと音がします。あまりにも気になったので、途中で車を停めて確認してみると下の写真のように外れそうになっていました。
この点については、もう少し練習して装着の仕方を改善したほうが良さそうです。
二つ目は、制限速度が時速 40kmであること。交通の流れを考えると時速60kmくらいで走行できるとありがたいです。
今回は装着して20kmほどを走行。一部雪解けが進んでアスファルトが見えるところも走行しましたが、布が少し解れていました。また、布なので結構水分を含んでおり、綺麗にして乾燥しないと次使う時にボディなどに傷がつきそうです。
多少気になる点もありますが、雪のある道路を緊急時に使用する分にはとても良い商品だと思います。